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0.0 hrs last two weeks / 20.6 hrs on record (12.9 hrs at review time)
Posted: 29 Jun, 2015 @ 6:10am
Updated: 29 Jun, 2015 @ 6:20am

さしあたり一周したのでレビュー。
本当はもう二三周して書くべきなのかもしれないけれど、難易度選択とか無いし、いたく感動したので許してほしい。

良い点
  • まずはなんといってもそのビジュアル。イラスト調で描かれる多種多様なNibleの世界は大変美しく、適当にスクリーンショット撮っても綺麗なほど。そんななか自由に動き回れるのは純粋に気持ちいい。
  • 曲も素晴らしい。っていうか自分の場合まずPVの曲に惹かれてゲーム買ったからなぁ。先述の世界が、美しい曲で更に華やかになってるのは素晴らしい。逼迫した場面ではもちろん激しい曲も流れて気分を盛り上げてくれる。また共通のテーマが随所に盛り込まれてて、悲しくも暖かい物語を一層盛り上げる。
  • 軽快な主人公Ori君の動き。本当に思った通り動いてくれて、動かしてるだけで気持ちいい。個人的に新鮮に感じたのは、敵の攻撃または敵そのものを足場にして加速できる「打撃」というアクション。これが使えるようになってから、一気に展開がスピーディーになったし、そのアクションそのものが新鮮で面白いと思った。難易度は自分としては適正~ちょっと物足りないかな?の間ぐらいで、なかなかの歯ごたえでした。初回プレイで100回ぐらいOri君が死んだけれど。
  • 気楽にリトライできるゲームシステム。自分でリソースを消費してセーブポイントの作成が可能で、更にOri君が昇天しても数秒で再開できる。このタイムラグの無さがもうちょっとやってみるか、っていう気分にさせてくれる。

いまいちな点
  • ビジュアルが良いのは先述の通りだけど、メトロイドヴァニア系にお約束のダメージあり障害物の見分けが付きにくい個所があった。ここは触れて大丈夫なのか、否か、ってのがちょっとわかりにくいかな、と思った。おまけに序盤の主人公Ori君はやたら貧弱で、棘に二回ぐらい当たれば昇天できるので慣れないうちは死にまくるかもしれない。
  • リプレイ性の低さ。クリアするとクリアしたセーブデータ開けなくなる。二週目とか、クリア後の探索とか無いです。もう一周する理由が少ないので、一周したらおしまい、って感じのゲームかも知れない。実績埋めたかったら2~3週は必須だけれども。
  • ゲーム中でもクリア後再訪できないエリアが存在する。自分はギンソウ樹脱出イベントの途中のオーブを、その場所で死に続けたっていう理由もあって無視しました。それだけでもう100%探索クリアは不可能になったので、一週目は適当にクリアした。

どちらともいえない点
  • 難易度。自分はそれなりに歯ごたえがあってこんなもんじゃないかな、と思ってるけれど、こわいもの見たさで辛口大盛りを食べてみたい気持ちもある。逆にアクションゲームが苦手な人はちょっとクリアには苦労するかも。
  • 盛り上がりに欠けるともとれる展開。基本的にボスバトルとか無いです。敵を倒さないと先に進めない場所はあるけれど、そいつらもよく見る敵だし敵を倒す、って要素は薄いかもしれない。まぁ代わりと言ってはなんだけど、時間制限有りセーブ不能イベントエリアとかあるからそいつらがボス、って扱いなんだろう。最初のそれで20回ぐらいOri君が昇天したけれど。まぁつまるところこのゲームでは敵を倒す、ってのはメインじゃなくて、ステージ内でどうOri君を動かしてどう攻略するか、っていう移動そのものがメインディッシュなんだと思う。だから敵なぎ倒してヒャッハーしたい人には向いてないかも。

で、結局どうだった?
文句なしに満足だった。
サマーセール終盤で買うかどうか本当に悩み抜いて買ったけれど、渋い値引きも許せるぐらいに大満足でした。
横スクロールアクションが好きな方、メトロイドヴァニア系ゲームでステージ上の難所を攻略したりするのが好きな方にはおすすめ。
横スクアクションが苦手でも、ぜひこの世界は体感して欲しいと思う。
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